7月は算定基礎届の提出時期です
7月に行う大事な手続きのひとつに、「算定基礎届(定時決定)」の提出があります。
■ 算定基礎届とは?
「算定基礎届」とは、健康保険と厚生年金保険の保険料額(標準報酬月額)を
毎年見直すための届出です。
提出先は「日本年金機構」または加入している「健康保険組合」で、
会社が4月・5月・6月の給与データをもとに、社員一人ひとりの平均報酬額を報告
します。このデータをもとに、9月から翌年8月までの社会保険料が決定されます。
■ 提出時期と対象者
提出期間:毎年7月1日~7月10日
対象者:7月1日現在のすべての被保険者
■ 標準報酬月額とは?
標準報酬月額とは、給与(基本給・手当など)の平均額を「報酬月額表」に
あてはめた等級のことです。
例:平均給与が25万円 ⇒ 標準報酬月額26万円の等級に該当
この等級に応じて、健康保険料や厚生年金の金額が決まります。
算定基礎届は毎年の定例業務です。
もしミスがあると、社員のみなさんの保険料が多すぎたり少なすぎたりしてしまう
ことも。だからこそ、しっかり確認して、正しく提出することがとても大事です。